すごく楽しいことがあったとき、「一週間前の今日に戻りたいなあ」とか思ったりすることないですか? 私は、今、一カ月前の今日に戻りたいいい。一カ月前の今日は、ニューヨークへ出発する日の前日です。やっぱりさー、旅の最高に楽しい瞬間は「出発の前日」だと思う。あのわくわく感は、たまりません。第二位は、「成田空港で荷物のチェックインが終わって、出国手続きをするまでのお茶タイム」で決まりです。だいたいさ、成田空港には、いつも早く行きすぎちゃって、出国手続きするまで時間があるんだよね。その時間つぶしのお茶タイムが、ゾクゾクするほど幸せに感じます。
というわけで、出発する前に「ベスト1」と「ベスト2」の瞬間が終わっちゃう私ですが、ニューヨーク、楽しかったです!!! ほんとに、もう、ねえ、そりゃ楽しかったよ。で、その記憶が鮮明なうちに、アルバムにどんどん貼りました。偉いでしょ。すでに写真を全部、貼りました。これは誉めてもらっていいと思う。まだ1カ月しか経ってないんだよー。偉い! おれい、あんた偉いよ。
成田空港で、「DS、本、ノートにペン」をリュックに詰めて、13時間かかる飛行機内での「暇つぶし対策」に余念がなかった娘。しかし。成田空港に着いたとたん「あ、DS、充電してない…」と顔面蒼白になった娘。ほらーー! 充電しなくて大丈夫?って、お母さん、聞いたよね? と言ってもしょうがないことを言ってみたものの、さて、どうしよう。
ベスト2である「出国手続きまでのお茶タイム」と「DS充電タイム」を同時進行するしかない! コンセントが使えそうな喫茶店を成田空港で探しまわる母子。店内に入り、メニューではなく、床上15センチあたりを凝視する母子。結局、良い具合の場所にコンセントがなかったので、店員さんに正直に話して、コンセントを借りて充電させてもらいました。ふー。重大な危機を脱した母子。
ベスト2である「出国手続きまでのお茶タイム」と「DS充電タイム」を同時進行するしかない! コンセントが使えそうな喫茶店を成田空港で探しまわる母子。店内に入り、メニューではなく、床上15センチあたりを凝視する母子。結局、良い具合の場所にコンセントがなかったので、店員さんに正直に話して、コンセントを借りて充電させてもらいました。ふー。重大な危機を脱した母子。
そんなこんなで無事に搭乗、無事に離陸。そして13時間かけてニューヨークにたどり着きました。案外、飛行機の狭い空間でごにょごにょと、やりくりするの大好きなので、あまりストレスなかったです。娘もそうだったらしい。空港には、友達のミシェルと娘のミラが迎えに来てくれてました。震災以来の再会。なんか涙出ちゃった。この日はミシェルの家でゆっくり過ごしてニューヨーク一日目が終わりました。
そして、2日目もミシェルのおうちの近所で、ショッピングなどをしてゆっくり過ごし、滞在3日目、やってきましたマンハッタン。すごく都会なのに、緑が多い町でびっくり。黄色いタクシーとバスが多いので、写真を撮ると、緑&黄色な配色が圧倒的に多い。ほんとに、どこを撮っても絵になる町でした。
なんか、どこを撮ってもかっこいい。
NYPDのマークを見て、なんか興奮。数々のTVドラマや映画を思い出す。この日は、「メトロポリタン美術館」を見学しましたが、あまり記憶がありません。子供5人を引き連れての「美術館鑑賞」。なんか、広すぎて…。おぼろげに、ミイラとかいた気がする…。またいつか、大人になった娘と行きたいです…。
というわけで、美術館なんて興味のない子供たちは、セントラルパークの芝生でストレス発散。娘も、この日一番の歓声。すんごい楽しそうに芝生を転げまわる。犬と一緒です。
でもねやっぱね。そうだよね。「彼女が8歳のとき、母と訪れたメトロポリタン美術館で、あるひとつの名画の前で雷を打たれたように立ち止り、そこからずっと動こうとしなかった…」とか、そういうエピソードなんて生まれるわけなかった。この日は、このあと、脳天を突き抜ける甘さのカップケーキを食べて、帰宅しました。この日はカップケーキのせいで晩御飯が食べられませんでした。脳に甘さが突き抜けたのは初めてだったよ。
そして次の日。娘は友達のミラの学校に登校しました。
私は付き添えなかったので、娘とは庭先でバイバイ。ちゃんと写真撮っておいでよ、と祈る気持ちでデジカメを渡しました。本当は教室の後ろで、ずっと私も一緒に授業を受けたかったけど、そういうわけにはいかないみたいで…。まあ結局、私はこの隙にクラフトショップを2軒回り、スクラップブッキンググッズをたくさん見てこれたんだけどね。とにかく娘はミラの学校で、いろんなカルチャーショックを受けてきたみたい。「おやつの時間がある」「宿題がない」という点を、これ以上ないくらい、うらやましがっていました。いい経験をさせてもらって、本当に良かったね。
そして次の日は2回目のマンハッタン。で、1回目のマンハッタン訪問で、うすうす気づいてはいたんだけど、ミシェルはマンハッタンに詳しくないようだ。地下鉄の駅から地上に出るなり、地図開いているし。恐る恐る聞いてみると「私はフィラデルフィア出身だからねー、マンハッタンは詳しくないよ」とのこと。そうだったのね。それなら、がっつり予習してきたのに!!! ま、全然オッケーでしたけどね。
ネイビーのパレード?があると聞いたので、ピア?に向かうも、ピアに到着したのは昼の12時。子供5人の身支度などをしていると、なんだかんだで、こんな時間になっちゃったんだよねえ。(ミシェルの実家からマンハッタンまではバス&地下鉄で小一時間かかります)
そんなわけで、ピアには、ネイビーのパレードどころか、ネイビーひとっこひとり、いませんでした。あはは。パレードは午前中だったらしい。ま、いっか、とピザを食べ、船に乗り、自由の女神を見て、疲れたのでチーズケーキを食べることに。フィラデルフィア出身のアメリカ人と埼玉出身の日本人の二人は、どこに行ったらいいかわかんなくて、路頭に迷う。子供たちは「マックがいい! マックがいい!」とか言う。「やめてーーー。せめて、マックはやめて。」と、私が言うと、子供たちは「じゃあ、スタバでいい! スタバでいい!」とか言う。やめてーー。スタバもやめて。「マンハッタンでマックと、スタバと、ついでにタリーズはやめて」と言いなおす。
で、こぎれいで、子連れもオッケーそうで、チーズケーキのあるお店に入る。ミシェルいわく、「ここもチェーン店だよ」って言うけど、日本に来てないチェーン店なら、全然オッケーよ。濃厚すぎるチーズケーキに、今日も晩御飯なしでいいやと思った私であった。
そして駅へ向かうと、なんか偶然「ウォールストリート」を通る。あー、よく、株価を知らせる画面の後ろに出てるとこだね!(←どんな認識だよ。)娘が「ここ、何?」って聞いてきたけど、説明しかけて、すぐにあきらめて、「どこだろね?」とか言って写真だけ撮る。
次の日は疲れたので、ミシェルの家の近くの公園などで遊んだり、ショッピングしたりしました。
で、3回目のマンハッタン。この日は最後だし、ゆっくり回りたかったので、娘と私の二人だけでマンハッタンへ行くことに。本当は朝の7時に家を出て、マンハッタンには8時に着いていたかったんだけど(日本人観光客としては、常識でしょ?!)、ミシェルの義父(サンタみたいに優しくて大きいおじいちゃん)が「朝早く、バスに乗るのは危ないかもしれない。9時に車で送っていくからね。」と言われ、そう言われちゃったら「Thank you so much!」と言うしかなかった弱虫おれい。結局、マンハッタンにはなんだかんだで11時近くに到着でした。
スロースターターな日本人観光客でしたが、マンハッタンに着いて、まず最初に向かったのは、このカフェ。前の日に携帯で調べた素敵な朝食が食べられるお店「ペトロシアン」です。クロワッサンが、むちゃくちゃおいしかった…。コーヒーもおかわりなんか飲んじゃって、大満足でした。この瞬間が、この旅の「第三位」だったかな。この日は、このあと、タイムズスクエアや、ロックフェラーセンターで、おもにおみやげを買いまくった一日でした。楽しかったなあ。
そんなこんなで、ニューヨークの8日間はあっという間に終了。ミシェルの家族とは「ウルルン滞在記」並みの号泣でお別れ。8日間だったけど、自分の家みたいに過ごさせてもらって、幸せな時間でした。こういう「家」に、うちもなりたい、と思いました。そしてミシェル、早く日本に帰ってきてね。みんな待ってるよー!
飛行機から見た雲。本当にきれいでした。これを、娘に見せたかったんだよね。雲の上はいつもこんなに晴れてるんだよーってね。
そして成田に到着。「やっぱり日本が一番だね」と言い、家に帰ってから「あー、やっぱり我が家が一番」と言いました。こうやって思うために、旅に出るんだろうなあ、と毎回、思います。外にでて内を知る。娘も日本から出て、初めて日本がわかったみたい。
また行きたい! いや、絶対に行くよ!
2 件のコメント:
娘さんと旅行、いいなー!会話できるくらい成長した子供と世間話しながら歩く旅、これ以上のものはないですね^^
うちはいったいいつになるかなぁ…
ちゅとさん
返信遅くなってすみませーん。コメントに気付かなかった…。娘と一緒におしゃべりしながらショッピングは、小学校に入ったらすぐOKですよ! まあ会話はまだまだ発展途上ですが…。ちゅとさんちも、楽しみですねえ!
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